この夏の猛暑の影響で、バラも夏バテをし、例年よりは半月以上遅いですが、やっと秋バラが咲き始めました。花芽も次々とついてきています。秋の一日、季節の移ろいを感じに霊園に遊びにみえませんか。

5万円で納骨出来る方

50,000円での納骨は、葬儀社様や福祉関係の方のお声がけで、経済的に厳しい方に限ります

そう決めたきっかけは、母親のお骨を2年間家に置いてあるので、50,000円で納骨をさせてもらいたいとの電話がきっかけです。

お話を伺うと、ご本人は脳梗塞にかかり半身が不自由で、90歳になろうとする父親と二人暮らしとのこと。車の運転が出来ないので、宅急便で送っていいでしょうかとのことでした。

不憫に感じ、天神町なら引き取りに行って差し上げますよと申し上げ、受け取りに行くこととしました。

約束の日、ご自宅に到着すると、立派な自然石の階段を下って、お父様が駐車場まで迎えに来て下さいました。

家に入ると、本人は装具を付けて、家の中を歩き回っておられました。

大変立派な豪邸で、霊園まで往復10,000円くらいでしょうか、タクシー代が出せない暮らし向きには到底思えませんでした。

コチラとしたら、失望感、だまされた感しかありません。

更にもう一つのきっかけが、毎年、10体くらいのお骨が山手線に忘れられている(中の火葬証明書は抜いてあるんですから、忘れたのではないですよね)という報道を耳にし、「捨てるくらいなら送っておいでよ」という思いで、送骨の受け入れを始めました。

しかし、あまりにも親の捨て骨を伺わせるお骨が多いのに驚きました。

送骨を受ける業者にも、問題があります。Nという会社は、30,000円で受け入れ、こちらに15,000円を振り込んできます。宅急便代金もこちらの負担です。
完全な商業主義で、永代供養墓の維持管理費、供養料などは、丸投げというのが実情です。

いずれにしても、こちら側としたら納骨を希望される方の経済状況が全く分かりません。

葬儀社の方は、葬儀を通して経済状況か分かられるでしょうし、福祉関係の方は、深くその家庭に係っておられますから経済状態を把握されています。

そのようなことから、葬儀社様や福祉関係の方のお声がけがあった方、もちろんこちらが経済状況を知っている方、お話を聞いて住職が許可して方に限って、50,000円での納骨をお受けするようにしました。

親から命を頂き、財産をもらっておきながら、親の供養にはお金をかけたくない、供養にお金をかけるのは勿体ないと思われる方は、他をあたって下さい。

文責 大野光法